現在の送金の問題点と解決方法としてなぜXRPが有利なのかを考えてみる

現在の送金の問題点と解決方法としてなぜXRPが有利なのかを考えてみる

リップル

アトミックスワップでは国際送金が難しい理由を考えてみた記事

の最後に書きましたが、今回は送金するにあたり、XRPがあったほうが良い理由を考えてみます。

XRP無しでも現在送金はできていますが、現在の送金方法の問題点と中間アセットが間に入ることによるメリットを考察していきたいと思います。

リップラーなら当たり前にわかっている事だと思いますが、それ以外の方にもわかりやすく書いていきますので、読んでみてください。

Sponsored Link

現在の送金の方法

XRPがあったほうが良い理由を考察していく前に、現在の送金方法を確認していきます。

送金と一口に言っても、国内でほかの銀行に振り込みする場合と、国境をまたぎ、ほかの銀行にその国の通貨で送金する場合と2つのケースに分けられますので、それぞれどんな方法でお金を動かしているのか、説明していきます。

国内での送金の場合

国内のX銀行からY銀行へ送金する場合の実際のお金の動きを見ていきます。

X銀行の僕の口座から100万円をY銀行にある某氏の口座に送金する場合の処理はこんな感じ。

日銀ホームページより

直接X銀行からY銀行にお金が渡っているのではなく、振り込みの命令だけが渡ります。

命令を受けたY銀行は、100万円を自行の勘定から某氏の口座に振り込みますが、この時点ではY銀行の勘定は-100万円のままです。

X銀行の振り込み命令はY銀行へ行くと同時に、全銀ネットという決済システムにわたり、そのシステムからの情報を受け取った中央銀行である日本銀行が、日本銀行内にあるX、Y両銀行の口座間で100万円をXからYに移動させます。

この時点でY銀行は100万円を受け取ることができるという仕組みです。

1億円以上の大口の資金移動の場合は決済ごとに、1億円未満の資金移動の場合は、受取額と支払額の差額をまとめて一日に一度処理を行っています。

ちなみに国内の各銀行は、このような決済処理を円滑に、また安全に行うために決められた金額を日本銀行の当座預金に置いておかなければなりません。

この口座の余剰預り金に対しマイナスの金利を付加するという政策が、マイナス金利政策と呼ばれるものです。

国際送金の場合

今度は中央銀行が異なる銀行同士の送金を見ていきます。

先ほどの国内での送金のように、当座間の資金移動はできませんので、現在は下記のような仕組みで送金を行っています。

新生銀行ホームページより

送金を依頼した新生銀行と受け取り銀行の間に中継銀行が入ります。

この銀行のことをコルレス銀行といいます。

国内送金の日本銀行の役目を国際送金ではコルレス銀行同士が行いますので、コルレス銀行は相手方のコルレス銀行に当座預金として多額の相手方通貨建ての資金を入れています。この口座のことをボストロ(相手から見たらノストロ)口座とよびます。

新生銀行の図ではコルレス銀行が1社のように書かれていますが、例えばアメリカにあるZ銀行に送金する場合、日本のコルレス銀行である三菱UFJ銀行が日本側、アメリカのコルレス銀行であるシティバンクがアメリカ側銀行の中継に入ります。

もっとマイナーな通貨を送金したい場合は、コルレス銀行がどんどん間に入り、中継していきます。

上の図を例に流れを説明すると

新生銀行から三菱UFJ銀行へ振り込み指示が渡ります。ここは国内処理なので全銀ネットでOK。

指示を受けた三菱UFJ銀行はその指示をシティバンクに伝え、シティバンクは自行内の三菱UFJ銀行のノストロ口座から100万円を引き出し、Z銀行へ送金。

という流れになります。

実際にはコルレス銀行間の指示は直接されているわけではなく、SWIFTというメッセージを送るシステムを介して行われていますが、このSWIFTが使えねーという話はまた別の機会に。。。

Sponsored Link

現在の送金方法の問題点

では、現在の送金方法の問題点を考えていきたいと思います。

まず考えられるのは、送金途中で銀行が倒産してしまうというリスク。

次に考えられるのが、中継するコルレス銀行が多くなってくるとどんどん手数料が上乗せされるリスク。

また中継銀行が増えれば増えるほど、送金するお金が途中で行方不明になるというリスクがあります。

これらの問題点を一気に解決してしまおうというのがRipple社の取り組みです。

Sponsored Link

中間アセットXRPがあると

それでは上記の問題を解決するためにXRPがあると何がいいのか解説していきます。

現在XRPを利用した送金方法は2つあります。

1つ目がxCurrentを採用した銀行がXRPを自前で持ち、送金に使う方法。この方法であれば、送金のために用意する通貨はXRPひとつでOKです。

2つ目がxRapidを利用し、市場の流動性を活用した送金方法。この方法はXRPを直接保有する必要がありません。

どちらの方法で送金するにしても、各銀行はRippleNetに接続するだけで、つながっている銀行同士の送金をXRPだけを介して簡単に行うことができます。

これは、特にコルレス銀行のように、いろいろな国の通貨建てで資金をプールさせておかなければいけない銀行には大きなメリットだといえます。

また、小さな銀行にとっても、コルレス銀行を介さなくても国際送金ができますので、手数料削減、カウンターパーティリスクの回避というメリットがあります。

僕らユーザーには、送金手数料が少なく、また24時間365日即座に相手方にお金を届けることができるというメリットがありますね。

大事なことは流動性の確保

もう一つ、中間アセットに集約する理由があります。それは流動性の確保。

いつでも好きな時に法定通貨に交換できないと、送金には使えませんし、通貨が流通していないと必要な金額を送れません。

様々な通貨を送金に使うような仕組みでは、通貨ペアごとに流動性が分散してしまい、必要な時に必要な流動性の確保ができなくなる可能性が高まります。

リップル社は国際送金に耐えうる中間アセットとしてXRPを間に噛ませるために、法定通貨/XRPペアをどんどん増やしていく取り組みを行い続けています。

他の仮想通貨ではダメな理由

じゃあほかの仮想通貨を中間アセットにすればいいじゃん。という意見があります。

例えばBTCをXRPの代わりに中間アセットとして考えてみます。

まず送金するための速度が遅すぎるので、めちゃくちゃ詰まりますよね。

昨年から今年にかけて仮想通貨が盛り上がったときのことを思い出してください。

90兆円弱の時価総額まで膨らみましたが、この時ビットコインは23万件を超えていました。

現在の国際送金額は年間1825兆ドル。ドルですよドル。円換算レート100円でも18京2500兆円。

そのうちノストロ口座に眠る資金が2700兆円。

一日のSWIFTが処理している送金量が500兆円。

ジージさん、引用させていただきました。ありがとうございます。

もし国際送金につかい、めちゃくちゃ送金が詰まったときの手数料は一体いくらになるのでしょうか。

またBTC以外の通貨では、現段階では流動性がぜんぜん足りません。

オフチェーンでやれば大丈夫なんじゃね?

じゃあオフチェーンでやればOKじゃん。処理速度今と比べ物にならないし。

という意見もありますよね。

たとえばライトニングネットワーク。

ここでは詳細な説明を省きますが、もし詳しく知りたければ、こちらのサイトがわかりやすく解説してくれていますので、参照してください。

ライトニングネットワークでは取引をある程度まとめてブロックチェーンに記録しますので、ブロック生成時間に左右されずに取引することができます。

ですが、最終的にはブロックチェーンに記録しなければならないのでこちらの記事

で説明したファイナリティの問題が出てきます。

また、ネットワークが特定のノードに集中してしまうという問題が起きます。このノードが攻撃されると資産を失うというリスクがあります。

 

Mathematical Proof That the Lightning Network Cannot Be a Decentralized Bitcoin Scaling Solution

それから、常時BTCをやり取りするため、ライトニングネットワークの中継ノードはホットウォレットでの資金管理となる点もリスクといえるでしょう。

だからXRP(Ripple)が優れている

XRPはオンチェーン(オンレッジャ)で毎秒1500件のトランザクションを処理できます。さらにcobaltが実装されればオンチェーン(オンレッジャ)での処理能力はさらに上がります。

もともと法人、特に国際送金に耐えうる処理能力とネットワークそして設計されています。

ファイナリティは台帳に記載された時点で完了、ネットワークも分散されていきますし、各台帳から価値の移動がしやすいようプロトコルまで定めて普及させようとしています。

他の仮想通貨が上記のような課題を解決できるアップグレードをし、それを実証実験している間に、Rippleは実証実験をすませ、商用利用までもう少しのところまで来ています。

Rippleの目的はIOVの実現です。

決済で使われるようになるとか、覇権争いとかどうでもよくて、価値の移動の媒介にXRPが使われ価値が高まるることが戦略です。

すべての通貨と友達(?)になろうとしているのがXRPであるといえるのではないでしょうか。

 

リップルカテゴリの最新記事