リップル社のスマートコントラクトCodiusまとめ。実装されるとどうなる?

リップル社のスマートコントラクトCodiusまとめ。実装されるとどうなる?

スマートコントラクト codius

2015年に一度開発がストップしたリップル社のスマートコントラクト「Codius」が最近復活しました。

Codiusで実現可能なスマートコントラクトとはなんなのか、スマートコントラクトでできることや便利になったり削減できるコストとはなにか、また、Codiusが既存のスマートコントラクト可能な仮想通貨と比べてどんなことが優位なのかをまとめていきたいと思います。

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スマートコントラクトってなに?

まずCodiusを説明する前に、スマートコントラクトって何なのかをまとめていきます。

スマートコントラクトとは、直訳すると「賢い契約」。

どういうことやねん!!と僕も思いました。

要は、契約行為で定められた支払いとその対価を相手を信用(トラスト)することなく自動的に実行する仕組みって感じです。

例えば、Aさんはネット通販でBさんからCという商品を買う契約をするとします。

現在では、AさんからBさんへの支払いがなされた後、Bさんが振り込みを確認し、C商品をAさんへ発送という流れです。

スマートコントラクト

この契約ではAさんはBさんをお金を先に払っても必ず商品を届けてくれる人だと信用しなければなりません。

もし支払いと商品発送が逆だとしたら、今度はBさんがAさんを先に商品を送ってもお金を振り込んでくれる人だと信用しなければダメですよね。

この取引にスマートコントラクトを使えば、こんな流れになります。

スマートコントラクト

先にAさんがお金を払うのは同じですが、Bさんへの送金が一度ストップし、実際には渡りません。

Bさんは支払いがされたことを確認して商品を発送し、Aさんが受け取ったらストップした支払いが再開され、Bさんへ着金します。

この契約から商品と代金のやり取りまでの一連の流れをプログラムで自動的に行ってしまおうというのが、スマートコントラクトです。

先ほどの流れなら、もしAさんが支払った後、Bさんが商品を発送しなければ、一度支払ったお金がAさんに戻ってきます。

本来の取引なら、例えば支払い確認後3日以内に発送がなければ代金が手元に戻る。などの条件が付きます。

スマートコントラクトを用いた例では、AさんはBさんのことを信用しなくても、商品か代金のどちらかは必ず手元に残っている状態となることがお分かりいただけたかなと思います。

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スマートコントラクト実現で何が変わるの?

ざっとスマートコントラクトをまとめたところで、じゃースマートコントラクトが実現されたら企業や僕らにとって何が便利になるのでしょうか。

取引相手の心配をする必要がなくなる

みなさんはアヤシイ通販をしたことないですか?

僕はガジェットやサプリが好きなので、結構通販やオークションを利用します。

いまでこそ、ヤフー側が対策してくれて、ずいぶんそういった被害にあうことは少なくなったのですが、黎明期のヤフオクなんか代金の取り込み詐欺なんか頻繁にありました。

もし、ヤフーオークションにスマートコントラクトが実装されたとするとどうでしょう。

落札者は出品者のことをまったく信用せずに取引を行うことができますよね。

手元に商品が届くまで、相手にお金が渡ることがないわけですし、もし商品が届かなかったとしても、代金は戻ってくるわけですから、損したのは、その商品を吟味し入札している時間だけですよねw

契約にかかるコストや保証コストを削れる

では先ほどのヤフオクを例にあげ、企業が削れるコストを考えてみましょう。

まず考えられるのが、未着トラブルを防ぐための補償コストが削減できそうですね。

それから、Yahooかんたん決済など、決済に係るコストもスマートコントラクトを利用すれば、支払いトラブルがなくなるので削減できそうです。

ヤフオク以外では、その契約自体の内容を取り決めるためにかわす契約書の作成コストや印紙代なども削減できますね。

あと、確実に契約が履行されるので、アーティストや執筆業の方なんかは仲介者を飛ばしてユーザーと直接お金のやり取りをすることができるようになるので、アーティストの収入は上がり、ユーザーは安くコンテンツを利用できるようになりそうです。

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現状のスマートコントラクトの問題点

ここまでスマートコントラクトの説明とメリットを解説してきました。

めっちゃ便利な世の中になりそうですよね!

本業で不動産や住宅を取り扱う仕事をしてたり、ガジェット好きなんで通販を多用する僕としては一刻も早くこんな世の中になってほしいです。

でも、現状のスマートコントラクトには問題点があります。

それは、イーサリアムならイーサリアム、LiskならLiskでしか使えない。という点と実行速度が遅い点。

例えばこの取引でBさんが受け取りたいのは円ですが、イーサリアムのスマートコントラクトを利用するためにはイーサリアムでの支払いとなりますので、BさんやAさんはいちいち円を売ってイーサリアムを手に入れる必要があります。

GMOグループの「Z.com Cloud ブロックチェーン」のように間に入り、イーサリアムを意識しなくてもスマートコントラクトを利用できるようにしようという取り組みもありますが、基本的にはそのプラットフォームに対応した仮想通貨を手に入れなければ使えません。

また、ブロックチェーンベースのネットワークでスマートコントラクトを実行する仕組みのため、ノードごとの処理速度、回線速度などに影響を受け、ネットワークの処理速度全体が低下するなど、実行速度も問題点の一つとして解決しなければならない課題となっています。

Codiusのメリットは通貨を選ばない

前段が長くてすみません。。ここでやっとリップル社のCodiusの説明となりますw

リップル社が開発を再開したCodiusは先ほどのスマートコントラクトの問題点である、通貨が限定されたり、実行速度が遅いという部分を解決できてしまいます。

Codiusでは支払いのプロトコルにILPを利用します。

ILPを利用するということは、容易に価値の交換が可能。そのため、スマートコントラクト間でやり取りされる通貨はビットコイン、イーサリアム、円、ドルなどILPに接続されている台帳に乗っている通貨であればなんでもOKです。

特定の通貨しか使えないスマートコントラクトより、ユーザーにとっては非常に使いやすくなるメリットがあります。

実行速度に関しては、Codiusの開発チームによれば、Codiusの実行速度はリップルと変わらない速度で実行することが可能とのことです。

Codiusが実装の暁には・・・

・・・どこかの公国の将校みたいな見出しになってしまいましたが、Codiusが実装されれば既存のスマートコントラクト、dAppsを売りにしている仮想通貨にはめちゃくちゃ脅威になると考えています。

先行しているイーサリアムが逃げ切れるのか、今から注目していきたいですね!

 

 

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