SBIHD20183月期決算レポートのリップル関連で気になる点まとめ。SBIVCはどうなる?

SBIHD20183月期決算レポートのリップル関連で気になる点まとめ。SBIVCはどうなる?

2018年4月26日にSBIホールディングスの決算発表がありましたね。

SBI株に投資している方はもちろん、仮想通貨投資家もSBIの動向は気になっている方が多いと思います。

僕もリップルに投資をしている立場としては、リップル社のレポートと同じくらい、SBIの決算レポートには注目しています。

今回の決算レポートとSBIHD北尾社長の発言の中から、仮想通貨関連で注目しているポイントを抜粋し、解説していきます。

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ブロックチェーン分野へ投資するファンド立ち上げ

もともとブロックチェーンやAIなど先端技術への取り組みに積極的なSBIホールディングスですが、2018年1月にブロックチェーン分野へ投資するファンドを立ち上げ、投資を始めています。

SBIHD決算プレゼンテーションより

 

SBI AI&Blockchainというファンドで、当初200億円規模で投資活動を開始し、最終的には500億円程度までブロックチェーン分野への投資を拡大する予定です。

このファンドへの出資者は、FinTechファンドの既存の出資者や海外を含めた金融機関・事業法人 ・機関投資家等が対象となっており、国内では常陽銀行や足利銀行、東和銀行などが出資を決めています。

投資対象はAIおよびブロックチェーン分野を中心とした有望なベンチャー企業となっており、投資の見返りとして、技術やサービスの連携を期待しています。

 

MEBUKIファイナンシャルグループ資料より

 

SBIのファンドに投資している銀行群をみると、やはり銀行はブロックチェーン分野やFinTechへの関心が高く、この分野への参入や自行への導入などを期待しているのではないかと感じています。

内外為替一元化コンソーシアムからの大量離脱というニュースが流れていましたが、今はITベンダーも含めた各陣営の主導権の取り合いの様相ですので、リップル投資家としては一刻も早いMoneyTapのリリースが望まれますね。

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先端技術を利用した金融サービス

SBIHD決算プレゼンテーションより

 

リップル投資家にはおなじみの情報かもしれませんが、SBIはグループ会社であるSBI Remitを通じてタイ王国への送金事業を行っていますが、この送金にはxCurrentが使われています。

また、この会社とは別の送金サービスとして、Coinplug,LLCと提携しSBI Cosmoneyという会社で韓国から世界各国への送金サービスを行っています。

Coinplug社のホームページを読む限り、こちらの送金にはリップルの技術は使われていないっぽいので、ぜひ将来的にはxRapidを採用してほしいと思います。

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業界横断的な金融業界発展への取り組み

このセクションではいつも通り、リップル及びXRPについて多くのページを割いて説明されいます。

今回のレポートではMoney Tapリリースのスケジュールが発表されましたが、すでに出ている情報どうり夏以降に一般公開するということでした。

 

SBIHD決算プレゼンテーションより

先ほども書きましたが、今は各陣営とも次世代送金網の主導権争いをしています。

リップルは実証実験を終え、すでにプロダクトをリリースするところまで来ていますので、1歩も2歩も先んじていますが、より盤石とするために早々にリリースされることを期待しています。

また、このセクションでは先日SBI Ripple Asiaが事務局となり発足した証券コンソーシアムについて触れられています。

証券コンソーシアム参加企業一覧

  • 藍澤證券株式会社
  • 今村証券株式会社
  • 岩井コスモ証券株式会社
  • エイト証券株式会社
  • SMBC日興証券株式会社
  • 株式会社SBI証券
  • 岡三オンライン証券株式会社
  • 岡三証券株式会社
  • 株式会社岡三証券グループ
  • カブドットコム証券株式会社
  • 株式会社QUICK
  • GMOクリック証券株式会社
  • 株式会社証券ジャパン
  • 株式会社スマートプラス
  • セコム株式会社
  • セコムトラストシステムズ株式会社
  • 株式会社だいこう証券ビジネス
  • 大和証券株式会社
  • 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社
  • 東洋証券株式会社
  • 内藤証券株式会社
  • 日本電気株式会社
  • 株式会社野村総合研究所
  • 野村ホールディングス株式会社
  • 株式会社日立製作所
  • 株式会社ポラリファイ
  • 松井証券株式会社
  • マネックス証券株式会社
  • 丸三証券株式会社
  • みずほ証券株式会社
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
  • むさし証券株式会社
  • 楽天証券株式会社
  • ワイジェイFX株式会社
  • 株式会社One Tap BUY

計35社

このコンソーシアムの目的は、分散台帳技術(DLT)や生体認証技術、人工知能(AI)などを活用し 効率的な取引を証券業界とその顧客のために実現し、銀行などに眠る貯蓄から証券への投資を促進することです。

コンソーシアムが得たい成果は、ブロックチェーン関連知識の習得や分散台帳技術を導入したクラウド環境の構築とその提供、AIを活用した売買審査業務の効率化 、PoCの実証実験とパイロットの実施、BaaSを活用した実証実験や商用化を見据えたパイロットプロジェクトの実施等です。

 

SBIHD決算プレゼンテーションより

 

ここで気になったのが、コンソーシアムの目的と成果、そして事務局。どこかで見たことありませんか?

分散台帳技術や生態認証はMoney Tapでも使われています。また分散台帳技術を導入したクラウド環境ってRCクラウドと同じです。

さらに内外為替一元化コンソーシアムの事務局もSBI Ripple Asia。

ここまでくれば、証券業界にもリップルの技術が使われるんじゃないかと考えるのは当然だと思います。

各銀行の口座から証券会社の口座開設、本人確認をすっ飛ばして(銀行口座開設の時点で本人確認が取れているから)、証券をすぐに買える。みたいな時代が来るのかもしれないですね。

独自決済用コイン発行基盤となるSコインプラットフォーム

それから、SBIが発行するSコイン関連が紹介されていました。

決済用コインの発行基盤となるSコインプラットフォームを用いると、仮想通貨を含む様々な決済用コインを簡単にに発行することができ、複数の企業の仕組みを同じプラットフォーム上で展開することができるようになります。

その結果、現在のように決済用の端末を複数台用意することもなく、導入コストを低く抑えつつ決済ネットワークに参加できるようになります。

また、ユーザーはSコインでホテルに泊まったり、Tポイントで税金を払ったりすることができるようになるメリットがあります。

Sコインプラットフォームを用いた実験として、UCカードと組み、UC台場コイン(仮称)の実証実験を2018年4月より開始しています。

 

これは妄想ですが、SBI主導の経済圏を面白くない他陣営が、たぶん同じような決済ネットワークを構築すると思います。ではSBI経済圏のSコインと他陣営経済圏のXコイン。この二つの経済圏の価値をつなぐのは何なのでしょうか。

もしつなげられないなら、それは今現在行われているポイントの囲い込みと同じなので、必ずつながると思います。異なる価値をつなぐ・・・どこかで聞いたことがありますね。ここまで妄想です。

SBIVCの開始時期は2018年夏以降

2018年に入ってからずっとバッドニュースが続いていた仮想通貨界隈ですが、そんなバッドニュースのあおりを受けてSBIVCは1月にXRPのみの取引で、一部顧客を相手に先行オープンしてから音沙汰がない状態でした。

どうやら規制当局の動きを見ながら、2018年夏をめどに結論をだし、いつ開業するか決定する方針のようです。

代表取締役社長が北尾氏に代わっていることからも、SBIHDとしてはSBIVCに期待していることがわかりますので、早期の開業を望んでいます。

また、SBIVCを含め、SBIグループの仮想通貨事業のセキュリティ強化に対しても投資をしており、自社での徹底したリスク管理に加え外部企業の先進的技術を取り入れセキュリティ高度化を一層推進していくとのことです。

 

SBIHD決算プレゼンテーションより

 

どうしても仮想通貨に投資をする場合、ハッキングや不正流出、セルフGOXなど、投資対象資産のセキュリティが脆弱であるというリスクがあります。

今後の仮想通貨市場のさらなる発展のためにも、機関投資家や一般の投資家が投資対象資産のセキュリティなど意識しなくても、安心して投資できるような環境をSBIには作ってもらいたいですね。

SBIホールディングス決算まとめ

ということで、SBIホールディングスの2018年3月期決算レポートを読んで、気になった点を抜粋し解説しました。

SBIがブロックチェーンや仮想通貨に可能性を感じ、本腰を入れているのがよくわかるレポートだったと思います。

2018年はいよいよ長年構想していたことが実現していく年になると思っていますので、残り8か月がどんな風になるのか非常に楽しみになりました。

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